初めての海外語学留学。行き先はどこにしますか?6ヶ国を調べました

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留学先について悩んでいませんか?

「ここに行きたい!」という憧れがすでにあるかもしれませんが、考えていなかった国についても、一度調べてみると新しい発見もあるものです。各国の下調べのきっかけになればと主要留学先6カ国について調べてみました。じっくり考え自分に合った国を見つけましょう。

留学先の国について考えてみる

留学しようと思った時、アメリカに行くことをイメージする人が多いかもしれませんが、アメリカ以外にも留学できる国はたくさんあります。大学や専門学校への留学を目指すのであれば、確かにアメリカは魅力的ですが、語学留学を考えた場合は、他の国にもそれぞれの魅力があります。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランドのそれぞれの特徴について考えてみました。

留学しようと決めたら

留学を決めたら、慌てず時間をかけてじっくり準備をすすめましょう。どんな留学をしたいのかを自分でよく考え、情報収集を丁寧に行い、自分の希望する条件に近い留学先を探しましょう。無料で参加できる留学希望者のためのイベントに参加して、直接話を聞いてみるなど、下調べは、どんなに丁寧にしてもし過ぎることはありません。

留学についての心構えについては「思っていたのと違う!」とならない為の、留学のための心構えを参考にして下さい。

自分で行きたい場所がある場合も、その場所ばかりでなく、たくさんの場所を調べてみれば、これまで知らなかっただけで、素敵な場所、自分の希望に合っている場所が他にも見つかるかもしれません。観光パンフレットや現地のホームページも参考にしてみてください。

安全面が第一優先

やはり、一番気になるのは安全面だと思います。特に今はテロも気になりますが、危険なのはテロばかりではありません。ある程度の情報は外務省の「海外安全ホームページ」や各国の日本大使館や各地の日本国総領事館のホームページなどでも知ることができます。

現地のCrime Mapなども、どこでどんな犯罪が起こっているかを知るのに役立ちます。あらゆる犯罪が載っているので、あまりの数の多さに驚いてしまうかもしれませんが、よく見方を確認し、学校近くで危険な犯罪が起こっている場所には近づかないなど、だいたいの位置感覚や土地勘をつけておくことも大切です。

今は交通網などについてもインターネットで詳しく調べることができます。町なかの移動に必要な電車やバスの路線、行き先、時刻表などを予め調べておくと、スムーズに行動できます。現地に溶け込むことも、犯罪者に狙われないための一つの方法です。便利なことに、Google Mapなら、実際の街並みや場所の確認も画像で出来てしまいます。

「行けば何とかなる」のも事実かもしれませんが、簡単に調べられるのですから、利用できるものは何でも利用して、自分のために、そして送り出してくれる家族のためにも、安全で有意義な留学生活を送るための努力をしていただきたいと思います。

留学先の国別情報

留学するには、留学先と学校、滞在場所を決めなければなりません。大学や専門学校への留学を目指す語学留学であれば、先のことまで考えた学校選びをしなければなりませんし、アメリカの大都市でカッコイイ海外生活を経験したい、大自然の綺麗な空気の中でのんびりと学習に励みたい、など希望も様々でしょう。でも、実際に調べてみると、治安、学費、生活費、交通の便、暮らしやすさなど、考えなければならないことがたくさん生じてきます。渡航時期によって、気候にも注意しなければなりません。

高い費用をかけて留学するのですから、行ってから不要なストレスを感じてしまうことがないように、事前に自分でしっかり調べて下さい。エージェントに「いいところですよ」と勧められて決めたものの、確かにいいところではあるが、不便で生活を楽しめなかった、或いは「都心だから便利です」と言われて決めたが、落ち着いた生活ができなかった、ということもあるかもしれません。

留学するなら、何でも自分で調べられる調査力もないと行ってから苦労します。誰かの意見を聞くことは大切なことですが、最終的には自分で納得できる学校や滞在先を決めましょう。

表記についての注意点

以下に、主要な留学先であるアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランドの6カ国について主な特徴、メリット、デメリット、費用の一例についてまとめました。

日本でも、沖縄と北海道では気候も違い、行く地域によって方言もあるように、海外も同じ国の中でも地域によって大きな差があります。国が大きいだけにその差も大きくなります。一般的なメリット、デメリットについて考えましたが、どの地域にも当てはまるわけではありません。人によってはメリットがデメリットに、デメリットがメリットになることもあるでしょう。例えば、ここでは「日本人が少ない」をメリットに、「日本人が多い」をデメリットに挙げましたが、必ずしもまわりの日本人の数で英語の上達度合いが変わるわけではありません。日本人がいない環境をあえて選んだものの、情報交換ができないために辛い思いをしてしまうこともあります。

メリットやデメリットについて考える時は、ご自分の性格や考え方と、柔軟に照らし合わせることが大切です。あまり振り回され過ぎてはいけません。

費用の一例は、たくさんある学校の中から、比較的大きな学校を選び、2017年度の学費と、その期間ホームステイした場合の費用のみを合算してあります。受講コースやホームステイのスタイル(シングル部屋、食事付きなど)でもかかる金額は変わってきます。

学校ごとの価格表の表記の都合上、国ごとに対象としている留学期間が異なっていますので注意してください。通貨もその国の通貨です。日本円に換算すると、1ヶ月の学費と滞在にかかる費用の合計は約20万円~30万円となりますが、現地の物価、生活費で費用は大きく変わってきますので、その辺についても、しっかり調べてみましょう。

また、「治安がいい」という表記については「安全です」という意味ではないので注意してください。治安が悪い場所に比べて、比較的治安がいいという意味で、そう言われている地域でも、残念ながらテロや重大犯罪は起こります。

アメリカ

多くの人種が集まるアメリカ。アメリカでの留学生活に憧れを抱く人も多いでしょう。アメリカは広いので、東海岸、南部、中部、西海岸で気候、文化も異なります。東海岸にはニューヨークがあるので、経済と文化の中心地という大都会での生活も経験できます。南部といえばマイアミなどビーチリゾートがあり気候も温暖です。

公民権運動のリーダー、キング牧師は南部アトランタ出身です。中部にはシカゴなどの大都会もありますが、内陸では広大な大自然を実感できます。西海岸には、シアトル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴなどの都市が多く、カリフォルニアには名門大学が多くあります。

メリット

アメリカには世界中から人が集まって来るので、英語学校や英語学習コースもたくさんあります。アメリカにはやっぱり他にはない魅力があるものです。エージェントが紹介している学校ばかりでなく、自分で探してみると自分に合った学校が見つけられるかもしれません。

  • 学校とコースが豊富
  • ホームステイ先も豊富
  • 日本で学習してきたアメリカ英語を学べる
  • 多様な人種がいるので様々な出会いがある
  • 色々な場所を選べる

デメリット

アメリカは色々な人種がいて当たり前なので、外国人を見ても、特別に親切にしてくれるようなことはありません。交通の便が悪いので移動手段があまりなく、住む場所から学校までの行き方も、よく考える必要があります。大都市では犯罪率が高いことも気になるところです。

  • 場所によって訛りがある
  • 日本人が多い
  • 交通の便が悪い
  • 物価が高い
  • 犯罪率が高い

費用の一例

12週間:30クラス/週 ホームステイの場合
ELS San Diego校 General Englishコース:$8,548USD

カナダ

カナダの魅力は何と言っても素晴らしい大自然です。広い国土に対し人口は日本より少なく国際色も豊かです。ヨーロッパからの移民がおおく、英語とフランス語が公用語になっています。世界で最も住みやすい国とも言われ、国民性も穏やかです。ケベック州ではフランス語が第一言語です。バンクーバー、トロント、ビクトリア、カルガリー、モントリオールなど有名都市があります。留学時期によって気候には注意が必要です。

メリット

移民が多いので多文化を楽しむことができ、外国人にも理解があります。治安も比較的良いと言われ語学留学しやすい国です。

  • 学校、コースが豊富
  • アメリカより費用が安い
  • 比較的治安がいい
  • 都市によるが物価もそれほど高くない

デメリット

カナダは大きな国なので、滞在地によって気候も変わります。モントリオールなどでは、氷点下20度まで冷え込むこともあり、留学時期によって気候が大きく違う場合もあるので、注意しましょう。

  • 地域によって冬はとても寒い
  • 雨季は雨が多い
  • 日本人が多い

費用の一例

12週間:30クラス/週 ホームステイの場合
ELS Vancouver校 General Englishコース:$6,960CAD

オーストラリア

日本と季節が逆になるオールトラリアですが、時差も1~2時間というところはありがたいですね。自然豊かで過ごしやすい国です。大自然と賑やかな都市が共存する国で、地域によって独特の文化、アクセントがあります。シドニー、メルボルン、ゴールドコースト、パースなどが有名ですが、首都はキャンベラです。

メリット

輝く太陽の下、雄大な自然を感じながらのびのびと過ごすことができます。移民の国なので、外国人や留学生にも理解があります。

  • 比較的天気がいい
  • 時差がほとんどない
  • 比較的治安がいい
  • 留学制度が充実している
  • 親日である

デメリット

一概にデメリットとは言えませんが、オーストラリア特有のアクセントがあります。物価も日本より高めです。

  • 特有の訛りがある
  • 日差しが強い
  • 日本人が多い
  • 物価が高い

費用の一例

2週間:26クラス/週 ホームステイの場合
KAPLAN Brisbane校 Intensive English コース:$1,360AUD

ニュージーランド

広大な牧草地や山岳地帯が広がるニュージーランドも自然豊かな国です。フレンドリーな人が多く親日家も多い国です。人口より羊の数の方が多く、酪農が盛んで、温暖な気候も魅力です。主要な北島と南島とたくさんの小さな島からなり、北島にオークランド、ウェリントンなどの都市、南島は観光やリゾート地としても有名なクライストチャーチやクイーンズタウンなどがあります。

メリット

オークランドなどの都市部では交通機関も充実しています。物によっては日本より高い場合もありますが、生活必需品は安いので生活費を抑えることができます。日本より小さな国なので電車やバス、フェリーで国内観光も楽しめます。

  • 比較的治安がいい
  • 留学制度が充実
  • 温暖な気候
  • 生活必需品が安い

デメリット

のんびりした生活を望む人は別ですが、人によっては刺激が少ない生活に飽きてしまう場合があるかもしれません。

  • 都会の華やかさはない

費用の一例

2週間:26クラス/週 ホームステイの場合
KAPLAN Auckland校 Intensive Englishコース:$1,480 NZD

イギリス

イギリスの正式名称はUnited Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテンおよび北アリルランド連合王国)といいます。イングランド、スコットランド、ウェールズと北アイルランドから成っています。ロンドンはイングランドの首都です。英語教育の伝統もあり、高い質の教育が受けられます。ロンドン、オックスフォード、ケンブリッジなどイングランドの都市が有名ですが、他の地域への留学なら、また違った経験ができるかもしれません。都市部の交通費は高めですが、交通網も発達しています。またヨーロッパの国々へ旅行がしやすいことも魅力です。

メリット

歴史と伝統を感じることができる環境で、本場のブリティッシュイングリッシュを学ぶことができます。教育水準も高く、有名校で語学を学べるチャンスもあります。ヨーロッパからの留学生も多くヨーロッパの人と友達になれます。

  • 交通網が整っている
  • ヨーロッパの国々への旅行が便利
  • 学校の質が高い
  • 本場でイギリス英語を学べる
  • ヨーロッパからの留学生と友達になれる
  • アメリカなどと比較してアジア人が少ない

デメリット

特にロンドンは物価が高いです。留学費用を抑える工夫も必要になります。また、地域によって訛りがあります。

  • 生活費が高い
  • 地域によって訛りがある
  • 雨が多い

費用の一例

4週間:30クラス/週 ホームステイの場合
Delfin London校 General English Intensiveコース:£1,415

アイルランド

アイルランドは、アイルランド島でイギリスの北アイルランドと接しています。とても友好的な人が多く、人付き合いがしやすいと言われています。そのため、ホームステイも人気があります。ヨーロッパの中でも治安の良さで知られていて、首都であるダブリンやゴールウェイ、コークなどが留学先として選ばれています。

メリット

イギリスと比較して物価も低く、費用を抑えることができます。教育水準も高く、日本人学生も少な目です。気候についても、心配するほど寒いわけではありません。

  • 日本人学生が少ない
  • 親しみやすい国民性
  • ヨーロッパからの留学生と友達になれる
  • 物価はイギリスより安い
  • ヨーロッパを旅しやすい

デメリット

アイルランドには独特のアクセントがあるので、慣れるまで少し聞きにくいかもしれません。ロンドンやニューヨークなどのような大都市ではないため、生活に不便を感じる場合もあります。

  • 訛りがある
  • 日本人が少なく情報交換がしにくい
  • 観光スポットは多くない
  • 華やかさがない

費用の一例

4週間:30クラス/週 ホームステイの場合
Delfin Dublin校 General English Intensiveコース:€1,635

まとめ

いかがでしたか?興味のある場所は見つけられそうでしょうか?

英語を学びに行くということから、発音について気になる人も多いと思います。どのように考えるかは本人次第だと思いますが、私はあまりこだわる必要はないようにも感じています。度合いは違うにしても、アメリカもイギリスも地域で訛りがあります。

ただ、アメリカ英語とイギリス英語のある程度の違いや特徴は知っておいた方がいいですし、例えばオーストラリアに行くのであれば、オーストラリア英語の特徴について知っておいた方がいいでしょう。そのような知識があれば、慣れてくれば現地特有の英語を楽しむ余裕もでき、その土地のネイティブとの絆を強めることもできるはずです。デメリットとばかりは言えません。その地域特有のアクセントでしっかり話すことができるようになったら、それはそれで凄いことだと思いませんか?

年単位で本格的な留学がしたいのか、数週間~数ヶ月程度の短期留学を希望するのかでも選び方は変わってきます。渡航先や期間によってはビザについても確認が必要です。最初にもお話しましたが、時間に余裕を持って丁寧に調べ、納得いく行き先を選び、人生に大きな意味をもつ素晴らしい留学生活を送ってください!

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