フィリピン留学の優しい解説【欧米と比較しつつ魅力に迫りました】

留学

欧米への留学にも憧れがありますが、語学習得を目的と考えた場合、フィリピン留学という選択肢もあります。フィリピンへの留学は格安というイメージがあると思いますが、欧米への留学とどんな点に違いがあるのでしょうか。また、具体的にフィリピン留学はどのような場所に行けるのでしょうか。

まずフィリピンという国について知り、どんな場所が留学先として考えられるのかを調べてみましょう。

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フィリピンについて

フィリピンは7,100以上のフィリピン諸島からなる共和国です。首都はルソン島のマニラです。2014年に人口が1億人を突破し、その数は、今も増え続けています。

アジアの雰囲気を存分に味わえる大都市マニラをイメージする人が多いかもしれませんが、フィリピンには、美しいビーチリゾートがたくさんあり、マリンスポーツにエステ、ショッピングなど楽しむことができます。アメリカの植民地の前にはスペインの植民地だった歴史もあり、世界遺産に登録されているバロック様式の教会群などの見どころも十分です。フィリピンはアジアの中では珍しくカトリックの国です。

日本からはマニラまで飛行機で約5時間、時差も1時間しかありません。

主なエリアとしては下記のように分けられます。

  • マニラ
  • セブ
  • ボホール
  • ボラカイ
  • エルニド
  • バナウエ

地図:フィリピン政府観光省

留学先を決める前に、滞在先のことについては十分に調べて下さい。

地域によっては治安に注意が必要な場所もあります。比較的安全と言われているところでも、日本のように安全なわけではありません。スリや強盗などにもよく注意しなければなりません。フィリピンでのテロのニュースを耳にすることもあります。外務省の海外安全ホームページでは、2017年6月現在、ミンダナオ島がレベル2(不要不急の渡航中止)、場所によってはレベル3(渡航中止勧告)に指定されています。そのような情報は渡航前によく頭にいれておいてください。

どこの国についても言えることですが、日本のような安全な場所はありません。日本に慣れてしまっていると、気の緩みが出てしまうこともあるかもしれませんが、比較的安全と言われている場所でも、夜むやみに出歩いたり、危険と言われる場所には近づかないなど、危険な目に遭わないための対策は自己責任で意識しなければなりません。

一般的な危険対策について理解していただいたところで、語学留学として日本人にも人気な、セブ島、クラーク、バギオ(クラークとバギオはルソン島)について簡単に紹介したいと思います。

セブ島

フィリピン留学で1番人気なのはセブ島です。語学学校もたくさんあり、フィリピンへ留学する日本人の8割以上はセブ島を選んでいるのではないでしょうか。
セブ島は南北に225kmに渡って伸びる長細い島です。日本からの直行便も出ています。

セブ島のセブ市はマニラに次ぐ第二の都市で、マリンスポーツ、エステサロン、レストラン、カフェなども充実しています。平日は学習に集中し、週末はビーチリゾートでのんびり過ごすというような留学生活を楽しめます。

リゾートホテルが多い空港のあるマクタン島は観光客も多く、観光客向けのモールなどは比較的安全と言われていますが、その他の場所については、夜気軽に歩き回ることはお勧めできません。

クラーク

クラークはルソン島にあり、マニラからバスで約2時間のところです。治安もマニラやセブよりいいと言われており、ショッピングセンターやレジャー施設も充実しています。語学学校も多く、米軍基地があるので発展もしています。車で1時間ほど移動すればビーチリゾートやトレッキングができる自然もあります。

バギオ

バギオもルソン島にあり、マニラからはバスで約6時間程かかります。高原なので1年を通して涼しく、フィリピンの避暑地として有名です。遠いですが、集中してしっかり勉強したい留学生が集まってきます。

他にも、マニラ、ダバオ、ターラック、イロイロ、ドゥマゲッティなど、紹介した場所以外にも語学留学先として考えられる場所は何カ所かありますので、語学学校、治安などを考慮して探してみて下さい。

どの場所にも共通して言えることは、日本と同じに考えてはいけないこと、ローカルフードは衛生上問題がある場合が多いので注意すること、雨期の降水量、台風シーズンなど、気候についてもよく調べることです。食べ物に関しては、直接体調に影響を及ぼしますので、ローカルフードや飲み水に関しては特に注意してください。

欧米留学との比較で考えるフィリピン留学の魅力と特徴

アメリカやオーストラリア、イギリスなどへの留学には、その地域の生活を体験し、その国ならではの文化を学ぶなど、語学以外の大きな魅力があります。語学学校の勉強と合わせて、そのような生活や友達とのやり取りの中から語学を身につけていくことになるでしょう。

それに対して、フィリピン留学は語学を集中的に身につけることを目的としています。もちろん週末にビーチリゾートを楽しむことはできますが、現地の生活に溶け込むような経験はあまりできません。学校の寮に滞在し、英語漬けの毎日を送ることが目的ですので、欧米への留学とは全く違う留学と考えた方がいいでしょう。

費用が安い

何と言っても、一番の魅力は欧米への留学に比べ、費用を3割程度から半分程度にまで抑えることができる点です。

欧米への留学の場合、地域や学校によって費用が全く異なってきますので、一概にいくらとはいえませんが、アメリカに留学した場合の費用の一例は下記のようになっています。
この学校はアメリカ、オーストラリア、カナダ、中国、インド、マレーシアに学校を展開しています。フィリピンではホームステイはないので、この学校の場合も学校が用意する宿泊施設を利用した場合の一番安い金額を示しました。

12週間:30レッスン(50分/1レッスン)/週 宿泊施設滞在
ELS San Diego校 General Englishコース:$7,573USD

一方フィリピンのセブ島にある語学学校の費用は下記の通りです。

12週間:35レッスン(50分/1レッスン)/週 寮(一人部屋)滞在
3D ACADEMY セブ島 実践英語コース :580,000円
※その他自由参加のオプショナル授業2クラス/日参加可能

半額じゃないよ?と思ったかもしれませんが、レッスン時間がアメリカより多いうえ(最高で週45レッスン受講可能)、1日のレッスンのうち、4コマはマンツーマンレッスンです。フィリピン留学では、寮滞在でほとんどの場合食事代も含まれていますので、断然安くすむわけです。

アメリカの場合は、これに食費や生活費がかかり、物価も場所によっては日本より高い場合もあります。一方フィリピンは、渡航費も欧米より安く、物価も一般的には日本の1/3程度と言われています。

1週間から留学可能

欧米留学でも、学校によっては数週間からの短期クラスを設けているところもありますが、現実的には、数週間のクラスに参加しても、海外旅行のアクティビティで語学学校に行ってみたという感覚になるかもしれません。

フィリピン留学は、ほとんどの学校で1週間から受け付けています。1週間でどの程度の英語力を身につけられるかは疑問ですが、マンツーマンレッスンが充実していますし、テスト対策コースなどもありますので、海外の雰囲気も楽しみながら、英語漬けの環境で集中的に学習に取り組むことができます。

マンツーマンレッスンが充実

欧米への語学学校でマンツーマンレッスンを受けることは難しいですが、フィリピン留学ではマンツーマンレッスンが中心です。自分のレベルに合わせて講師が対応してくれますので、初心者にも向いています。

欧米の学校では、初心者向けのクラスでも日本人にはついていくのが難しい場合もあると思いますし、どうしても授業中の発言量も他の国からの留学生より少なくなってしまうかもしれません。フィリピンでは、日本人の初心者への指導にも講師は慣れていますので、気負わず授業に参加できるでしょう。

日本人に合うコースが充実

一般英会話だけでなく、学校によって様々なコースが準備されています。
TOEICその他試験対策コース、ビジネス英語コース、親子留学コース、集中コース、ネイティブコース、オーダーメイド型コース、医療英語コースなどもあります。他にも英語を学びながらダイエットも出来てしまうコースなど、各学校工夫を凝らしています。

学習に集中できる環境にある

最初にもお話したように、欧米に留学した場合、授業はもちろんですが、文化や体験を通して色々学んでいくことになります。それはもちろん素晴らしいことです。そのような経験をしたい人は、日本である程度の英語力をつけて、是非欧米への留学に挑戦して下さい。

フィリピン留学の場合は、とにかく英語を勉強しに行くと思った方がいいでしょう。

欧米の学校では、授業は午前中だけだったり、早めに終わる学校も多く、残りの時間を観光やショッピングに充てるというスタイルですが、フィリピンの場合は、1日平均して8コマ程度の授業があります。

ほとんどの場合、学校にほど近い食事込みの寮生活なので、平日は学校と寮で過ごすことになります。もちろん近所へ日用品を買いに行ったり、たまにはレストランに食事に行ったりすることもあるかと思いますが、あまり遊びまわる環境にはありません。夜は宿題をやったり、その日の復習と翌日の予習に充てます。

学校も工夫を凝らしていて、教室と寮の行き来で退屈しないよう、フィリピン人が英語で指導してくれるスポーツジムやダンスクラスなどを用意している学校もあります。

日本人と韓国人が経営している学校が多い

フィリピンの語学学校は、日本人か韓国人が経営している学校が多いのが特徴です。以前はほとんどが韓国人経営で、日本人経営の学校が後から増えてきている状態です。

フィリピンの語学学校にとって日本人は大切なお客様なので、韓国人経営、その他外国人経営の学校でも、日本人向けのサービスの充実を図っています。

でも、カリキュラムや食事、サポートなどの点を考えると日本人経営の学校の方が、私たち日本人に合ったカリキュラムとテキストでレッスンを受けられるかもしれません。何より、日本人経営という安心感があります。

韓国は、就職するためにはTOEICなどの高いスコアを必要とすることで知られています。そういった背景もあり韓国系の語学学校がフィリピンに多く展開されているようです。日本人も受け入れてはいますが、基本は、全て韓国仕様なので学校を選ぶ際は、日本人として不便を感じることがないかもよく考えましょう。スパルタ式で学びたい人には韓国系も向いているかもしれません。

海外で勉強ばかりで過ごす中で、食事時間は楽しみの一つになると思います。フィリピンの語学学校の寮で、日本で食べるような新鮮な魚や美味しいお肉を期待することはできませんが、日本系の学校なら、食事も日本人に合った食事が提供されるはずです。おそらく韓国系の学校では、韓国人に合った食事になることでしょう。韓国料理もおいしいので、好みの問題になりますが、食事のこともよく調べてみることをお勧めします。

ホームステイはできない

欧米ではホームステイも楽しみの一つです。ボランティア精神に溢れる家族も多く、家も広いので、受け入れ先もたくさんあります。現地の家族の一員として生活することで、その国のことを良く知ることもでき、食事や習慣など、細かなことまで実体験として学ぶことができます。何よりホストファミリーと家族としての絆で結ばれることも嬉しいことです。

残念ながらフィリピン留学では、このような経験はできません。
逆に言えば、欧米の留学では、学校を選んだら、滞在先の選定や申し込みなどの手続きも行わなければなりませんが、フィリピン留学の場合、学校さえ選べば、滞在先を心配する必要はありません。予算によって、1人部屋、リーズナブルに4人部屋なども選べます。

渡航について

欧米に比べ、フィリピンは近いことも大きな魅力です。時差も1時間です。航空券も欧米に比べ安く購入できます。

フィリピンは、入国と同時に条件を満たせば30日間の観光ビザが与えられます。31日以上滞在する場合は、延長手続きをしなければなりません。また、学校に通う場合は、たとえ1週間であってもSSP(Special Study Permit)が必要になりますが、これは到着後に留学先の学校が申請してくれますので、自分で到着後に手続きに行く必要はありません。詳細は学校の指示に従ってください。59日以上滞在する場合は新たな延長手続きが必要になるので注意してください。

欧米への留学については初めての海外語学留学。行き先はどこにしますか?6ヶ国を調べました を参考にしてください。

フィリピン人の英語について

フィリピン留学で英語を学ぶことについて、フィリピン人の英語力や発音について不安を持つ人もいるかもしれません。

アメリカの植民地だった歴史を持つフィリピンでは、学校の授業も英語で行われており、第二外国語として英語を身につけています。フィリピン人は英語ネイティブではありませんが、その高い英語力は世界でも評価されています。ビジネス英語力の世界ランキングでは、アメリカやイギリスなどのネイティブ国も含まれるなか、第1位に輝いています。因みに日本はレベルとしてはBasicの下の方の50位です。

アジアでもトップクラスの経済成長率を誇り、国民の9割以上が英語を話すというフィリピン、人件費も安く、国民の平均年齢が20代前半、出生率も高く、英語ができる若い労働力が確保できることで、今後ますます経済は成長していくことでしょう。フィリピン人の英語は、このような環境で鍛えられている英語です。

確かにその強さは講師個人によりますが、フィリピン人特有のアクセントが気になる場合もあります。ただ、ネイティブにも地域や国によって独特のアクセントはあります。

むしろ、第二外国語として英語を学んでいるので、ネイティブのように崩して話すこともありませんし、外国語を学ぶ苦労も理解してくれます。

ネイティブの発音でリスニング学習をしたいのなら、アプリやポッドキャスト、テレビや映画など、方法はいくらでもあります。効率的に英語に対する集中力とアウトプットの機会を得るには、フィリピン留学の魅力は大きいと言えるでしょう。

但し、フィリピンにあるたくさんの語学学校の中には、学校によって講師のレベルに差がある場合もあります。ネイティブ、非ネイティブに関わらず、講師との相性は誰にでもあるものです。フィリピン留学の場合、マンツーマンレッスンが多いだけに気になることもあるかもしれませんが、基本南国の明るさと陽気さを持った楽しい講師が多いです。講師の採用方法、評判についてもよく確認して学校選びを進めて下さい。

【英語初心者におすすめ】リスニング学習アプリ20選【2016年版】で、リスニング学習用アプリも紹介しています。

気軽にできるフィリピン留学

フィリピン人講師によるオンライン英会話を習っている人もたくさんいらっしゃると思いますが、このようなスクールと連携してのフィリピン留学もできます。

フィリピン留学の準備や学習成果の維持と向上のために、オンライン英会話を活用するのも一つの方法です。

ここでは、フィリピン留学の学校運営や、学校紹介をしている英会話スクールを3校紹介します。

ECC外語学院


英会話学校大手でオンライン英会話も運営しているECCが、2016年セブ島にECCセブ校を開校しました。実績のあるECCなので、講師の採用基準も厳しく、研修もしっかり積んだ講師が指導にあたります。1週間に40時間のレッスンがあり、英語漬けの毎日を送ることができます。

セキュリティのしっかりした新しい寮で安心でき、食事も日本人が用意してくれます。子供向けのコースがあるので、親子留学も可能です。
» ECC外語学院

QQEnglishセブ島留学


オンライン英会話スクールQQEnglishが運営するセブ島の語学学校です。セブ島の中でも外資系企業が多い経済特区と高級ホテルの建つ高級リゾートの2ヵ所に校舎と宿泊施設を持っています。

授業は基本マンツーマンで、最大12時間/日の授業が受講可能で、英語の4技能を効率的に学んでいきます。カランメソッドを取り入れた授業も行っています。講師全員が外国人に英語を教える資格TESOLを取得していて、指導トレーニングもしっかり受けています。日本人だけの学校ではなく、中国人、韓国人、ロシア人、イラン人、ブラジル人など30ヶ国以上からの生徒が集まっているので、国際的な環境で学べ、週末のアクティビティで親交を深めたりしています。
» QQEnglishセブ島留学

DMM留学


オンライン英会話で人気のDMMが提供するフィリピン留学です。DMM留学は学校を運営しているわけではなく、留学エージェントとしてのサービスを提供しています。学校も各エリアから、希望の学校を選ぶことができます。

留学前後の英語学習のサポートとして、DMM英会話とiKnow!を無料で使えます。利用可能期間は留学期間によって異なりますが、4週間以上の留学で留学前後の半年間、合計1年間無料になります。日本と現地でのサポートも無料で受けることができます。
» DMM留学

その他レアジョブでも、今年フィリピン留学運営会社と提携し、語学留学事業に参入すると発表しています。

英語学習は継続することが大切なので、オンライン英会話で英語が通じる楽しさを知り、留学して海外の雰囲気を楽しみながら集中的に英語力を上げ、帰国後更にオンライン英会話でその英語力を伸ばしていく、そしてお金が貯まり休みが取れたら又集中学習に行く。そんな学習方法を確立してくれるのもフィリピン留学の大きな魅力となることでしょう。

フィリピン留学なら、無理のない範囲で英語に触れ、英語力を鍛えることができます。あまり構え過ぎず、留学の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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e-Life編集部

e-Lifeの編集部の記事です。