「ネイティブのように発音したい!どうやって勉強したら良いの?」
英語学習者にとって、ネイティブのような発音で話すのは究極の目標ですよね。でも発音は、漠然と英会話を習ったり、英語音声を聞き続けていても、なかなか上手になりにくいものです。それは、私たち日本人の発音には、下記のような問題がありがちだからです。
- 単語間を区切って発音する
- 日本語にない音を発音できない
まずこの2点を攻略しない限り、ネイティブの発音には近づけません。
実は、ネイティブのように話すための発音の練習にはコツがあるんです。このコツを覚えると、ぐんぐん発音が良くなるかもしれません。大人になってから発音を上達させるのは難しすぎて無理、と諦めるのはまだ早いですよ!
※この記事の難易度は少し高めです 英語の基礎が出来ている方向けの内容です。完全初心者の場合は、フォニックスから始めるのがオススメですので、英語の発音学習なら〝フォニックス〟を活用すべし!教材も解説スルヨをご覧ください。
英語の発音をネイティブ並みに上達させるコツとは?
コツを見てきましょう。
その①:音のリンキングを意識する
初心者が英語を勉強する際、単語ごとの意味と発音を覚えるのが普通です。ところが、知っている単語ばかりの英文でも、ネイティブの音声になると聞きとれないことがあります。例えば、洋画のセリフが何を言っているかさっぱり分からない時、サブタイトルを見たら簡単な単語ばかりで驚いた経験はありませんか?これは、ネイティブの発音が単語をつなげた音に変化しているためです。
わかりやすい例としては’come on’があります。初心者でもこれは「カモン」と読み、「カムオン」と発音する人はいませんよね。
イギリスBBCの英語学習サイト内の「発音のヒント」にはこうあります。 ’私たちが自然に話す時、単語を発音した後一旦ストップして、また次の単語を発音するということはしません。流暢なスピーチとは、リズムがよく、単語がお互いにぶつかり合っているものなのです’
When we speak naturally we do not pronounce a word, stop, then say the next word in the sentence. Fluent speech flows with a rhythm and the words bump into each other.
並んだ単語をスムーズに発音する際、音がつながることをリンキングと言います。このリンキングについてBBCはこう解説しています。’リンキングは、2つの単語の発音をつなげることで、話しやすく流れもスムーズにする方法です’
Linking is a way of joining the pronunciation of two words so that they are easy to say and flow together smoothly.
※出典:BBC Learning English | Pronunciation Tips
初心者がリンキングに慣れるには、まず「隣り合った単語は、発音もつながっている」ことを意識することから始めましょう。
その②:口や舌の動きを意識する
ネイティブの発音には、日本語にはない音があるから難しいんですよね。代表的なのは「R」ですが、日本人はどうしても「L」の音になってしまいがちで、 「日本人はFry(炒め物・揚げ物)ではなくハエ(Fly)を食べる」 とネイティブに笑われてしまうポイントです。
こういった音は、ただ聞いて真似しているだけでは、なかなか身につかないもの。そこで、ネイティブの口や舌の動きを視覚で捉えて真似してみると、格段に上達します。ただ、口はともかく、舌の動きはTVや映画を見てもわからないので、専門の動画や図などで勉強する必要があります。次項以降でもご紹介しますので、参考にしてください。
初心者がネイティブの発音に近づくための、おすすめ練習方法
練習方法を2つご紹介します。
その①:リスニング学習時に、後を追って発音してみる
英語音声を聞きながら、自分でも口に出して真似してみる方法。シャドーイングという学習方法で、リンキングを身につけることにつながります。英文の音読と違い、実際の音声を復唱することで、よりネイティブに近い発音が習得できますよ。
その②:初心者にオススメの動画を見てみる
リンキングや口の動きを真似すると言ってもイメージが湧きにくい、という人にオススメの動画を2本ご紹介します。日本人の先生による丁寧な解説がわかりやすく、初心者にぴったりですよ!
リンキングの基本を学べる動画:英会話発音バイブル リンキング編
苦手なRの舌と口の動きを徹底解説:Rの正しい発音-Rは巻き舌じゃありません!
英語の発音学習に使える学習リソース3選
英語発音のルールをしっかり学ぶことで、さらにネイティブの発音に近づけることも可能です。次は、そのための勉強法や役に立つ教材をご紹介します!


