ミュージカル、歌を使った英語学習方法。丁寧に解説しました。

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ミュージカルファンの方は、案外多いのではないでしょうか、特別ファンではなくても、劇団四季のライオンキングを観たことがある、帝国劇場でレ・ミゼラブルを観たことがある、という方も沢山いらっしゃると思います。

もちろん日本のミュージカルも素晴らしいですが、本場の舞台は、また一味違った迫力があるものです。簡単にストーリーを押さえておけば、英語がわからなくても、歌ありダンスありのミュージカルは演劇より楽しめるものです。

でも、英語で台詞や歌が理解出来たら、楽しさは数倍に膨らみますね。また、ストーリーは知らないけれど、曲は聞いたことがあるというミュージカルソングもあるはずです。ミュージカルソングの歌詞はストーリーに沿って、その時の様々な気持ちや希望を表しています。

ミュージカルのストーリーと共にミュージカルソングを英語で楽しめれば、英語がグッと身近なものになります。ミュージカルファンの方はもちろん、そうでない方も、聞いたことのある曲で英語ならではの表現を楽しんで下さい。

洋楽を英語学習に役立てる学習法については【英語初心者向け】英語学習に最適な洋楽32選+学習方法をご覧ください。

洋楽の学習法でもお話ししたように、本来の歌詞に負けないくらい美しい日本語訳にすることよりも、英語のまま、英語の表現でその場面や情景を思い浮かべる気持ちで聞いてみて下さい。

  1. 英語で楽しむ有名ミュージカル5作品の有名ミュージカルソング
  2. サウンド・オブ・ミュージック ~The Sound Of Music~
    1. The Sound Of Music (サウンド・オブ・ミュージック)
    2. Do-Re-Mi (ドレミの歌)
    3. Sixteen Going On Seventeen (もうすぐ17歳)
    4. Climb every mountain (すべての山に登れ)
    5. Edelweiss (エーデルワイス)
  3. メリー・ポピンズ ~Mary Poppins~
    1. A Spoonful Of Sugar (お砂糖ひとさじで)
    2. Supercalifragilisticexpialidocious(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)
    3. Feed The Birds (Tuppence a Bag) (2ペンスを鳩に)
  4. レ・ミゼラブル ~Les Miserables~
    1. I dream a dream (夢やぶれて)
    2. Do You Hear The People Sing? (民衆の歌)
    3. Bring Him Home (彼を帰して)
    4. Empty Chairs at Empty Tables (カフェ・ソング)
  5. オペラ座の怪人 ~The Phantom Of The Opera~
    1. The Phantom of the Opera (オペラ座の怪人)
    2. The Music of the Night (ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト)
  6. ウエストサイド物語 ~West Side Story~
    1. Maria (マリア)
    2. Tonight (トゥナイト)
    3. America (アメリカ)
  7. 誰でも一度は聞いたことのあるミュージカルソング10選
    1. Circle Of Life ~ライオンキング~
    2. Singin’ in the Rain ~雨に唄えば~
    3. Over The Rainbow(虹の彼方に) ~オズの魔法使い~
    4. Shall We Dance ~王様と私~
    5. Memory ~キャッツ~
    6. Tomorrow ~アニー~
    7. I’d give my life for you(命をあげよう) ~ミス・サイゴン~
    8. I Could Have Danced All Night(踊りあかそう) ~マイ・フェア・レディ~ 
    9. SUNRISE SUNSET ~屋根の上のバイオリン弾き~
    10. The Impossible Dream(見果てぬ夢) ~ラ・マンチャの男~
  8. まとめ

英語で楽しむ有名ミュージカル5作品の有名ミュージカルソング


引用元:GAHAG
ミュージカルをあまり観たことのない人でも知っている、或いは聴いたことがある有名ミュージカルのミュージカルソングを集めました。ミュージカルの世界を英語で楽しんで下さい。歌には作品のテーマや歌う人の願いなどが込められています。聞き流すばかりでなく、じっくり歌詞を楽しんでみると新たな発見もあるかもしれません。

ミュージカルは上演過程で歌詞が変わる場合や、舞台と映画で歌詞が違うことがありますので、その点はご了承下さい。

サウンド・オブ・ミュージック ~The Sound Of Music~


引用元:ciatr
誰もが知っているジュリー・アンドリュース主演の名作です。2015年に製作50周年を迎えました。今でも多くの人に愛され続けています。ここで紹介していない曲も名曲ばかりですので、久しく観ていないという方、何度見ても楽しめる映画ですので、もう一度鑑賞してみてはいかがでしょうか。

The Sound Of Music (サウンド・オブ・ミュージック)

歌詞:ST LYRICS
美しい景色をバックにマリアが歌う、この映画のテーマ曲ともいえる曲です。

The hills are alive with the sound of music
With songs they have sung for a thousand years
マリアの歌を愛する気持ちが感じ取れますね。美しい歌声と自然が一体となったとても印象的な冒頭シーンで流れます。

Do-Re-Mi (ドレミの歌)

Doe, a deer, a female deer
Ray, a drop of golden sun
Me, a name I call myself
Far, a long, long way to run
Sew, a needle pulling thread
La, a note to follow Sew
Tea, a drink with jam and bread
That will bring us back to Do (oh-oh-oh)
日本語でも「ドはドーナツ、レはレモン」と音から発想するものが並んでいますが、英語も同じです。ドレミファソラシド(do re mi fa sol la si do)はイタリア語です。英語ではdo re mi fa so la ti doとなります。
Laは歌にピッタリくるものがなかったのかもしれませんね。

Sixteen Going On Seventeen (もうすぐ17歳)

歌詞:ST LYRICS
トラップ家の長女リーズルにはロルフというボーイフレンドがいて、父親に隠れて時々会っています。

You are sixteen going on seventeen
Baby, it’s time to think
Better beware, be canny and careful
Baby, you’re on the brink
16歳から17歳は大人と子供の境目。だんだん男が寄って来るようになるから、年上の賢い人が面倒をみなきゃいけない、と言うロルフもまだ17歳です。初々しさを感じる歌です。

Climb every mountain (すべての山に登れ)

歌詞:ST LYRICS
神に仕える身でありながら、トラップ大佐に特別な感情を持ってしまった自分にとまどい、修道院へ戻ったマリアに、修道院長が自分の生き方を見つけなさいと諭す歌です。
子どもの頃、修道院の人はみんな歌がうまいんだな、と感心しながら聴いていました。

Climb every mountain,
Ford every stream,
Follow every rainbow,
Till you find your dream.
夢を見つけるまで、すべての山を登り、すべての小川を渡り、すべての虹を追いなさい。
この歌は、歩いてアルプスを越え、スイスに向かるラストシーンでも合唱で流れます。とても感動的なラストシーンです。

Edelweiss (エーデルワイス)

歌詞:BOB CARLISLE LYRICS
この歌を歌うトラップ大佐は、オーストリアの退役軍人で、ドイツ軍によるオーストリア併合に反対し、中立国のスイスへの亡命を決意します。大佐は、祖国オーストリアへの想いをエーデルワイスに込めて歌います。

Blossom of snow may you bloom and grow
Bloom and grow forever
Edelweiss, Edelweiss
Bless my homeland forever
オーストリア・ナチス党が監視する中、コンクールで大佐の歌うエーデルワイスはいつしか観客の大合唱となります。
歌詞はとても易しいので、曲に込められた想いをじっくり感じ取って下さい。

『My Favorite Things』もこちらで紹介しています。

メリー・ポピンズ ~Mary Poppins~


引用元:働き方デザイン
この映画もジュリー・アンドリュース主演の名作です。ロンドンを舞台に、銀行家で気難しいハンクス氏と女性参政権運動に夢中の母親は子供たちのことはすべて人任せ。そんな中、空からやってきた不思議な力を持つベビーシッターのメリー・ポピンズが、バンクス家に幸せをもたらすまでの物語です。ジュリー・アンドリュースの美しい歌声と楽しいダンスを楽しめるミュージカル映画です。

A Spoonful Of Sugar (お砂糖ひとさじで)

歌詞:ST LYRICS
これまで、これまで何人ものナニーを困らせ続けてきた、片付けもお散歩も嫌がる子供たちに、どんなことでも楽しめると教える歌です。

A Spoonful of sugar helps the medicine go down
The medicine go down-wown
The medicine go down
Just a spoonful of sugar helps the medicine go down
In a most delightful way
スプーン一杯のお砂糖があれば、苦いお薬だってとっても楽しく飲めるわ
こんなナニーだったら毎日が楽しいでしょうね。

Supercalifragilisticexpialidocious(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)

歌詞:SONG LYRICS
映画の中で、困った時や、物事をうまく運ぶための魔法の言葉として使われています。歌あり、ダンスあり、アニメーションありのとても楽しいシーンが印象的です。

It’s supercalifragilisticexpialidocious
Even though the sound of it is something quite atrocious
If you say it loud enough, you’ll always sound precocious
Supercalifragilisticexpialidocious
とても早口の歌ですが、私の友達は、子供のころからこの映画が大好きで、何度も観ているうちに、この歌も自然と英語で歌えるようになったそうです。今では立派なトリリンガルになっています。このおまじないのおかげでしょうか。

Feed The Birds (Tuppence a Bag) (2ペンスを鳩に)

歌詞:SONG LYRICS
楽しいことをたくさん教えてくれたメリー・ポピンズですが、現実にも目を向けています。子守唄として、子供たちに父の銀行近くで鳩の餌をうっているおばあさんの姿を見せます。

Though her words are simple and few
Listen, listen, she’s calling to you
“Feed the birds, tuppence a bag
Tuppence, tuppence, tuppence a bag”
これまでと違った静かな雰囲気の歌ですが、とても印象に残る一曲で、ウォルト・ディズニーも気に入っていた曲だそうです。一見すると、本編とはあまり関係のない1シーンのように感じますが、この2ペンスが大きな変化を生むきっかけとなります。
TuppenceはTwopence(2ペンス)のことです。

レ・ミゼラブル ~Les Miserables~


引用元:YouTube
日本でも何度も上演されている有名ミュージカルです。1800年代初めの激動のフランスを舞台に、脱獄囚ジャン・ヴァルジャンの生涯が描かれています。

I dream a dream (夢やぶれて)

歌詞:Google Play Music
この曲はヴァルジャンの工場を辞めさせられ、娘、コゼットに送るお金のため、髪も歯も売り、娼婦になるしか道がなかったフォンティーヌが歌う歌です。ヴァルジャンはフォンティーヌの死後、コゼットをフォンティーヌに代わって育て上げることに生涯をささげます。
たくさんの歌手にカバーされている曲です。

I dreamed a dream in times gone by
When hope was high
And life worth living
I dreamed that love would never die
I dreamed that God would be forgiving
「夢を夢見ていた」ということですね。希望もあって、人生も楽しく、愛は変わることはなく、神様も過ちを許してくれる。そう信じていたけれど……すべては夢だった。
この歌詞をじっくり読むと、ミュージカルでは描かれていないフォンティーヌのこれまでの人生を垣間見ることができます。

Do You Hear The People Sing? (民衆の歌)

歌詞:LES MISERABLES CAST LYRICS
七月革命後の1832年、パリではアンジョルラスをリーダーとした学生組織が、未だに不公平な社会への革命を決意します。この歌を歌いながら、学生たちは革命を戦っていきます。

Do you hear the people sing?
Singing a song of angry men?
It is the music of a people
Who will not be slaves again!
平和と自由を求める、とても高揚感のある歌です。

Bring Him Home (彼を帰して)

歌詞:ST LYRICS
再び一人になる不安と闘いながらも、ヴァルジャンはコゼットが愛するマリウスのために学生のバリケードへ向かいます。戦いが迫る中、コゼットのためにマリウスの無事を祈ってこの歌を歌います。

You can take
You can give
Let him be
Let him live
If I die, let me die
Let him live
Bring him home
このYouはGodのことです。
与えることも奪うこともできるはずです。必要なら自分の命は捧げますから、どうか彼を無事に帰してください、と歌うヴァルジャンの聞かせどころの一曲です。

Empty Chairs at Empty Tables (カフェ・ソング)

歌詞:ST LYRICS
戦いに敗れ、生き残ったマリウスが、かつて革命を誓ったカフェで亡き仲間を想いながら歌います。

Oh my friends, my friends, don’t ask me
What your sacrifice was for
Empty chairs at empty tables
Where my friend will sing no more
以前は活気に満ちていたカフェにはもう誰もいない。
生き残ってしまったマリウスの苦しさを感じられる歌です。

エポニーヌが、コゼットを愛するマリウスを想って歌うOn My Ownはこちらで紹介しています。

オペラ座の怪人 ~The Phantom Of The Opera~


引用元:YOKO’S MOVIE DIARY
日本では劇団四季の公演で有名です。オペラ座の地下で暮らす音楽の才能豊かな醜い怪人のクリスティーヌへの愛と、揺れ動くクリスティーヌの心を描いた切ない物語です。

The Phantom of the Opera (オペラ座の怪人)

歌詞:NIGHTWISH LYRICS
クリスティーヌは怪人をAngel of Musicと呼び、怪人に歌の指導を仰ぎ傾倒していきます。幼馴染のラウルと親しくなるクリスティーヌを嫉妬に狂った怪人が自分の隠れ家に連れ去ります。

In sleep he sang to me, in dreams he came,
that voice which calls to me,
and speaks my name.
And do I dream again? For now I find
the phantom of the opera is there
inside my mind.
クリスティーヌが歌う冒頭部分です。怪人がクリスティーヌの心の中に少しずつ入り込んできている様子を感じます。この歌の最後のクリスティーヌのソプラノも圧巻です。

The Music of the Night (ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト)

歌詞:Google Play Music
怪人のこの歌で、クリスティーヌは怪人に身をゆだねます。とても美しく表現されているシーンです。

Let your mind start to journey through a strange new world
Leave all thoughts of the life you knew before
Let your soul take you where you long to be
Only then can you belong to me
過去の想いは捨て、魂が赴くままに、未知の世界に心を旅立たせなさい
その時、お前は私のものになる
切ないまでにクリスティーヌを想う怪人の想いが込められています。

ウエストサイド物語 ~West Side Story~


引用元:YouTube
1957年にブロードウェイでの初演以来、現代まで人気が薄れることのないミュージカルです。1961年には映画版が大ヒットしました。ある程度年配の方にはとても懐かしい作品ではないでしょうか。劇団四季で公演が行われています。
1950年代後半のニューヨークを舞台に、社会への強い反発を非行や暴力で発散する若者たちの姿を描いています。不良グループのリーダーの親友と敵対するグループの妹という立場で恋に落ち、その結果悲劇を招いてします。

Maria (マリア)

歌詞:The Official West Side Story Site
ダンスパーティで一瞬にして恋に落ちたトニーとマリアですが、それに気づいたマリアの兄ベルナルドに引き離されます。その時マリアと呼ぶのを聞いて、初めてその名前を知ったトニーが歌います。

The most beautiful sound I ever heard:
Maria, Maria, Maria, Maria . . .
All the beautiful sounds of the world in a single word . .
Maria, Maria, Maria, Maria . . .
Maria!
恋は盲目とも言いますが、名前だけでこれだけ感動できてしまうのは若さゆえですね。

Tonight (トゥナイト)

歌詞:The Official West Side Story Site
恋に落ちたトニーとマリアが非常階段に隠れて愛を確かめ合うシーンです。

Tonight, tonight
It all began tonight
I saw you and the
world went away
Tonight, tonight
There’s only you tonight
What you are, what you
do, what you say
許されないことはわかっていながら二人は想いを抑えることができません。お互いのことしか見えない今(今夜)を歌っています。

America (アメリカ)

歌詞:The Official West Side Story Site
自由の国アメリカを賞賛する女たちと、故郷のプエルトリコを想いアメリカに否定的な男たちが対立して歌う歌です。
ダンスと歌のとてもミュージカルらしいシーンです。

I like to be in America!
O.K. by me in America!
Ev’rything free in America
アメリカがいい!という女性が上を歌い、給料が安いアメリカと男性が下を歌います。
For a small fee in America!

誰でも一度は聞いたことのあるミュージカルソング10選


引用元:YouTube
一度はどこかで聴いたことのある有名なミュージカルソングを紹介します。この曲はこのミュージカルの曲だったんだ!と発見があるかもしれません。日本でも公演が行われている作品も多いので、日本語で内容を確認してから英語で観てみるのもいいですね。

Circle Of Life ~ライオンキング~

歌詞:“Circle of Life” lyrics
劇団四季でもロングラン公演されているライオンキングの『サークル・オブ・ライフ』です。
アフリカの広大なサバンナで、王に跡取りの息子、シンバが誕生します。「サークル・オフ・ライフ(命の連鎖)」を父から教えられたシンバが、様々な困難を乗り越え、立派な王と成長していく物語です。歌詞からは大自然の壮大さを感じて下さい。

But the sun rolling high
Through the sapphire sky
Keeps great and small on the endless round
(生まれて来たこの世界は、まだまだ知らないことが多いけれど、)太陽が青い空を廻り続ける限り、全ての命も終わりなく巡り続ける
「輪」をイメージさせる単語が使われていますね。

Singin’ in the Rain ~雨に唄えば~

歌詞:ST LYRICS
サイレントからトーキーへと急速に進む映画界で、翻弄されるスターを描いたコメディーです。公開されて60年以上、ロンドンのウエストエンドで舞台化されてから30年以上が過ぎても色あせない名作です。『リトルダンサー』、マシュー・ボーンの『白鳥の湖』でも有名なアダム・クーパーによる2017年の日本再公演も決定しています。

I’m singing in the rain
Just singing in the rain
What a glorious feelin’
I’m happy again
とても有名な歌い出しで歌詞も易しいので自然と口ずさめます。主人公のドンがキャシーとのおやすみのキスの後、雨の中びしょ濡れになりながら全身で喜びを表現する有名なシーンです。

Over The Rainbow(虹の彼方に) ~オズの魔法使い~

歌詞:JUDY GARLAND LYRICS
オズの魔法使い『虹の彼方に』です。皆さんよくご存知かと思いますが、竜巻で家ごと異国へ飛ばされたドロシーが、住んでいたカンザスへ帰るため、叶えたい願いを持つカカシ、ライオン、ブリキの人形と出会い、西の魔女を倒すために旅に出る物語です。
ドロシーの愛犬トトがいじめられ叔母に訴えますが、忙しい叔母に心配ごとのない所へ行きなさいと言われ、この歌を歌います。

Somewhere over the rainbow bluebirds fly
Birds fly over the rainbow.
Why then, oh, why can’t I?
(虹の向こうには夢が叶う場所がある)青い鳥たちは虹を越えて飛んでゆくのに、どうして私は行けないの?
この後、ドロシーは竜巻に吹き飛ばされることになります。

Shall We Dance ~王様と私~

歌詞:ST LYRICS
今や世界的スターの渡辺謙がブロードウェイで王様を演じ、日本人初のトニー賞にノミネートされたことでも話題になりました。ユル・ブリンナーが映画、舞台版ともに主演を務めたことが有名です。この曲は役所広司主演の同タイトルの映画でも使われ、リチャード・ギア主演で、アメリカでリメイクもされました。
『王様と私』は夫を亡くし、タイ王国の王子、王女の家庭教師となったイギリス人女性とタイ国王が、しきたりの違いで対立しながらも惹かれ合っていく物語です。
「Shall we dance?(踊りませんか)」という歌詞とメロディーはとても有名ですが、それ以外の歌詞では、ダンスしながら二人の距離が近づいていくことを感じることができます。

Or perchance,
When the last little star has left the sky,
Shall we still be together
With our arms around each other
And shall you be my new romance?
星が空から消える時も、お互いの身体に腕を回して一緒にいられますか?
新しいロマンスが生まれますか?

Shall we dance?のshallは「一緒に~しませんか?」というLet’sと同じようなニュアンスの丁寧な表現となります。
上記の歌詞に出てくるShall we やShall youのShallはWillに近いイメージで使われています。

Memory ~キャッツ~

歌詞:songtexte.com
『キャッツ』は劇団四季でも30年以上のロングランとなっているミュージカルです。明確なストーリーがなく、猫しか登場しないので難しい一面もありますが、劇中何度も歌われるメモリーはとても有名です。人間に媚びることなく生きた猫たちをジェリクルキャッツと呼び、年に一度開かれるジェリクル舞踏会で、生まれ変わることが許されるジェリクルキャッツが選ばれます。そこで、生まれ変わりたいという願いを込めてグリザベラが歌うのがこのメモリーです。

Memory
Turn your face to the moonlight
Let your memory lead you
Open up, enter in
If you find there
The meaning of what happiness is
Then a new life will begin
場所は月が輝く街のゴミ捨て場
思い出、幸せの意味、新しい命
美しいメロディーと併せ、グリザベラの想いを感じ取って下さい。
この後、グリザベラは新しい人生を生きることを許され、天上に上ります。

Tomorrow ~アニー~

歌詞:LYRICS FREAK
日本でも毎年公演が行われ、毎年厳しいオーディションを勝ち抜いた二人の女の子がダブルキャストでアニーを演じています。これまでに3回映画化もされています。
大富豪オリバー・ウォーバックスと共にクリスマスを過ごした孤児アニー。オリバーはアニーを養女にしたいと考えていましたが、アニーはいつか本当の両親が迎えに来て一緒に暮らせると信じています。

The sun come out
Tomorrow
So ya gotta hang on
‘Til tomorrow
Come what may

Tomorrow!
Tomorrow!
I love ya
Tomorrow!
アニーはいつも前向きで希望を持ち続けています。たとえ何があっても明日を信じるという強い意志を感じますね。yaはyouのくだけた言い方です。

I’d give my life for you(命をあげよう) ~ミス・サイゴン~

歌詞:ST LYRICS
プッチーニのオペラ『蝶々夫人』を基にして描かれたアメリカ兵クリスとベトナム人の戦災孤児キムの恋と別れを描いた悲しい物語です。日本でも上演されています。
アメリカ軍がベトナムから撤退することになり、混乱の中キムと会えなかったクリスは一人で帰国します。クリスとの子供タムを育てながらキムはクリスを信じて待ち続けています。

You will be who you want to be
You, can choose whatever heaven grants
As long as you can have your chance
I swear i’ll give my life for you
No one can stop what i must do
I swear i’ll give my life for you!
タムを守るために人を殺してしまったキム。
少女から母へとなり、自分の命に代えてもタムを幸せにしようという強い決意を表す、母の愛の迫力ともいえる強さを感じる歌です。

I Could Have Danced All Night(踊りあかそう) ~マイ・フェア・レディ~ 

歌詞:Google Play Music
ブロードウェイで大ヒットしたミュージカルで、オードリー・ヘプバーンが主演した映画版が有名です。言語学が専門のヒギンズ教授が賭けで、育ちも良くない下品な花売り娘イライザをレディに仕立て上げる教育をしていくうちにイライザに惹かれていくコメディミュージカルです。

I could have danced all night
I could have danced all night
And still have begged for more
I could have spread my wings
And done a thousand things
I’ve never done before
特訓の末に、美しい発音を身につけた喜びを、夜も寝ないで踊り続けたいと表す歌です。
美しい発音を身につけただけではレディになったとは言えなかったのですが…

SUNRISE SUNSET ~屋根の上のバイオリン弾き~

歌詞:ST LYRICS
50年以上前にアメリカで上演されてから、日本でも現在まで、森繁久彌、西田敏行、市村正親による上演が続いています。
牛乳屋のユダヤ人テヴィエは信仰深く、5人の娘たちの幸せな結婚を願っています。ところが娘たちは親の気持ちをよそに自分の愛を貫いていきます。反対を押し切って結婚する長女と仕立て屋の結婚式で流れる曲です。

Sunrise, sunset
Sunrise, sunset
Swiftly fly the years
One season following another
Laden with happiness and tears
メロディーの美しさ、そして時の流れを様々な想いと共に感じさせる歌詞が心に響きます。

The Impossible Dream(見果てぬ夢) ~ラ・マンチャの男~

歌詞:LUTHER VANDROSS LYRICS
『ドン・キホーテ』をもとに作られたミュージカルで、ブロードウェイで初演されて以来、世界中で愛されています。日本でも松本幸四郎が長年セルバンテスを演じています。

And the world will be better for this
That one man, scorned and covered with scars
Still strove with his last ounce of courage
To reach the unreachable star
The fight the unbeatable foe
To dream the impossible dream
やがて世の中もよくなるだろう
一人の男が傷つき、嘲笑され、それでも勇気を振り絞って叶わぬ夢をみたのだから

本編のテーマともいえる曲で、最後はこの曲の大合唱で終わります。

まとめ

今回は、日本でも長い間親しまれ続けているミュージカルを中心に、誰もが耳にしたことがあるミュージカルソングをまとめてみました。気に入った曲、観てみたいミュージカル、或いは以前観たことがあるけれど、もう一度観てみようと思ったミュージカルなどありましたでしょうか。

英語は簡単には上達しません。好きなもの、好きなことを利用して目標をたてれば、楽しみながら継続していけるものです。気に入ったミュージカルを英語で何度もみて台詞を覚えたり、雰囲気だけで聞き流してしまっている歌の歌詞をじっくり読んで、その世界を楽しんでみるのもいいものです。

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