【完全初心者向け】英会話の独学にオススメな本・教材【丁寧な解説】

英語教材・参考書
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いつ始めるの?今でしょう!

東京オリンピックが決まり、日本への海外からの観光客も年々増加していそうです。ニュースなどでも、外国人向けサービスや英会話の必要性などが話題になるようになりました。タクシー会社でも、運転手さんに英会話教育をしているというニュースも見たことがあります。

英会話に興味はあるけれど、「今は時間が取れない」「英会話に通うお金がない」→だから仕方ない。と後回しにしていませんか?時間もお金も切実な問題ではありますが、時間がなくても、お金をかけなくても、英会話の練習をするチャンスは自分で作り出すことができます。

英会話は始めたら1年後にはペラペラになっているというものではありません。努力の積み重ねで少しずつ上達し、なんとかコミュニケーションが取れるようになって、更に学習を続けることで、気が付いたら案外スムーズにコミュニケーションが取れている!という具合に上達していきます。

もちろん学習時間と上達度は比例するので、上達グラフの角度は人それぞれですが、学習すればするほど、目標に近づいていくことは確かです。何もやらずにいたら、目標に近づくことすらできません。取り敢えず動き出してみましょう。

ちょっと古いですが…「いつやるの?」「今でしょう!」

  1. 英会話初心者が独学を始める際の心構え
    1. 目標を設定する
    2. 英文の構造を意識する
    3. 声に出して練習する
    4. CD付き教材を活用
    5. 楽しく続けられる範囲のものから始める
  2. 初心者が英会話を独学するなら、基礎英語学習も一緒に学べる教材がオススメ
  3. 英語の基礎を学習しながら英会話のフレーズを学べる本5選
    1. 中学英語で かんたん英会話
    2. 中学英単語でいきなり英会話
    3. 話せる英会話: 初心者編 Kindle版
    4. 英会話イメージリンク習得法―英会話教室に行く前に身につけておきたいネイティブ発想 Kindle版
    5. 【図解】30分で英語が話せる
  4. フレーズの活用法を学べる本4選
    1. mini版 英会話の9割は中学英語で通用する
    2. 英会話1000本ノック[入門編](CD付)
    3. 魔法の英会話 フレーズ500―中学英語で世界中どこでも通じる
    4. 英語は20の動詞で伝わる
  5. CD付きで易しい英語のフレーズを学べる本7選
    1. CD付き 中学英語がダメだった人でもちゃんと話せる ゼロからはじめる英会話
    2. 英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本
    3. CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100
    4. いちばん最初のネイティブ英会話フレーズ2000 スーパーCD3枚付き
    5. CD BOOK 日常英会話の初級の初級フレーズが身につく本
    6. 相手が話す英語もCDに収録! 海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK
    7. とっても短い英会話フレーズ1500(CD BOOK)
  6. まとめ

英会話初心者が独学を始める際の心構え

さあ、英会話を始めよう!と思った時、何から始めたらいいのでしょうか?まずはそこから少し考えてみましょう。

目標を設定する

「何から勉強を始めるか」ということも大切ですが、その前に「何のために勉強するのか」「何を目標に勉強するのか」ということも考えてみて下さい。

英語ぐらいできなと、という漠然とした気持ちで始めても、ゴールが見えないとどこに向かって走ったらいいのかわかりません。

できるだけ具体的に、ゴールテープを切れるゴールを設定してください。もちろん最終的な目標は、東京オリンピックでボランティアをやる、自分で計画をたて、自分だけのちからで海外旅行を楽しむ、など、色々あると思いますが、今決めるゴールは最終的なゴールを意識しつつ、達成できるゴールです。一つゴールできたら、次のゴールを設定すればいいのです。そして、1歩ずつ最終的なゴールに近づいていきます。

例えば、「自己紹介と家族紹介がスムーズにできるようになってオンライン英会話を始める」というような比較的近いゴールで大丈夫です。

私は形から入る人なので、タスク管理アプリに、目標日、目標を入れて、それを一つずつ達成して消していくことに楽しみを感じたりします。「この本のフレーズをここまでいつまでに覚える」というような目標でもいいと思います。

一つ達成できたら、次のゴールを設定します。

英文の構造を意識する

私たちは、学校で英語を勉強してきています。全然話せない、或いは苦手、という意識が強くても5文型は知っているし、5W1Hで質問の仕方も知っているはずです。問題は使いこなせていないことです。

フレーズを覚える時も、文型を意識しながら覚えることを心掛けて下さい。日本人が英語を話せないと言われる理由は、日本語と英語の発音の違い、文法の違いが挙げられると思います。どうしても日本語の語順で考え英語にしようと思うと上手くいきません。

声に出して練習する

日本人は、単純な英文であれば読むことには比較的慣れているはずです。英会話に使えるフレーズを覚える時、目で英文を追っていると簡単に理解でき、覚えたような気になったり、このくらいだったら覚えなくても言えるだろうと思うこともあるかもしれません。

でも、今読んだばかりの英文を、試しに英文を見ずに声に出して行ってみてください。案外、冠詞を抜かしてしまったり、三単現のSを忘れてしまったり、前置詞で迷ってしまったりするものです。覚える時も音読しながら暗唱できるまで練習して下さい。

CD付き教材を活用

フレーズを覚える時はCD付き教材をお勧めします。発音は自分の思い込みでなく、確かな発音の教材で真似をするように練習します。

日本語は抑揚があまりない単調な言葉ですが、英語には流れるようなリズムがあります。単語のアクセントの位置、一つのセンテンスの中で、はっきり発音する単語と弱く発音する単語なども意識して真似して練習して下さい。

楽しく続けられる範囲のものから始める

これは、もしかしたら一番大切なことかもしれません。
とにかく英語に触れるのが一番だからと、いきなり海外ドラマや映画の字幕なしに挑戦したり、難しい英語の小説に挑戦したりしてみても、かえってストレスになって続けられません。続けられないばかりでなく、自分でハードルを上げたことで、諦めの原因になってしまいます。それが自分に合っていればもちろん構いませんが、例えば単語をとにかく覚えよう!と受験生用の単語帳を買って勉強しても苦痛になってしまう場合が多いのではないでしょうか。

これは自分には少し易しすぎるかな?と思う程度の教材で、「これは知っている」「知らなかったけれどわかる」「へ~そうなんだ♪」という、自信、学習、楽しみを味わいながら学習を進めることをお勧めします。そして最初にお話した無理のない目標設定をして、1つずつ確実に達成していってください。

初心者が英会話を独学するなら、基礎英語学習も一緒に学べる教材がオススメ

英会話を始める時、取り敢えず英会話教室に通うという人も多いかもしれませんが、教室に通う前に、英語に向き合う体力をつけることの方が大切です。

英語に向き合う体力がついた状態とは、英語に向き合うことが当たり前のこととなり、英語に対する集中力が持続できるようになった状態です。そのためには毎日、少しでも英語に触れることはとても大切なことです。そしてそれを継続させていくことはもっと大切です。
英会話上達のために必要なことは色々あります。

  • 単語力
  • 文法力
  • リスニング力
  • 発音
  • 英作文力

いくつかフレーズを覚えれば、言いたいことは伝えられるかもしれませんが、会話のキャッチボールができて初めてコミュニケーションが成り立つのですから、そのためには総合的な英語力を鍛える必要があります。

もちろん自分に厳しい勉強を課したい人は、目標に向けてどんどん学習を進めれば良いのですが、これまでの経験上、あまり英語学習を続ける自信のない人は易しめで、学習しやすそうな英会話学習本を1冊購入し、基礎的な英語や単語もその本を使って一緒に学習するのはいかがでしょうか?

英会話はアウトプットの行為ですが、アウトプットできるようになるには、インプット学習が大切ですので、英会話が上達した実感を得るまでには時間がかかるかもしれませんが、諦めずにインプット学習も進めて行きましょう。

英語の基礎を学習しながら英会話のフレーズを学べる本5選

学習法にはアプリや参考書など色々ありますが、ここでは初心者向けの英会話学習教材について紹介したいと思います。

英会話学習用の教材にはフレーズを〇個覚えればペラペラというようなものもありますが、総合的に英語力を鍛えるという視点から、私はある程度基礎的な単語や文法を一緒に学べる本をお勧めします。

中学英語で かんたん英会話

一度学習した基礎事項を復習しながら英会話の学習ができます。be動詞、一般動詞の使い方、時制、助動詞、前置詞などが、イラストを使ってわかりやすく解説されています。Look、See、Watchなど同じ「見る」でもその動詞の持つイメージなども理解できるようになります。英語の単語そのもののイメージをつかむことで、日本語を置き換える英語ではなく、言葉としての英語をつかむことができます。後半では、少し長めの文章や微妙なニュアンスの表現なども学べます。CDが付いていないことが残念ですが、文法や単語のイメージ学習にはうってつけです。

中学英単語でいきなり英会話

上記の『中学英語でかんたん英会話』の姉妹本です。リニューアル版なので内容は似ています。イラスト図解が増えています。

話せる英会話: 初心者編 Kindle版

学校で勉強してきたのに話せない、間違えることが不安だという人の背中を、最初はおおざっぱで大丈夫!と押してくれる本です。品詞、語順、動詞、修飾語、否定、表現をドリル形式で大まかに復習し、話せる英語を身につけていきます。

英会話イメージリンク習得法―英会話教室に行く前に身につけておきたいネイティブ発想 Kindle版

英会話ができるようになりたいと思っても、思い通りにいかずやめてしまう原因は、「勉強方法がわからないから」ではなく、英語そのものに対する姿勢に原因があるとし、「英会話ができるようになる考え方」を身につけるための本です。勉強を始める前に読んでみると、学校で勉強した視点とは違う視点で英語を見ることができるようになり世界が広がります。

【図解】30分で英語が話せる

30分で英語が話せるようになるかどうかはわかりませんが、英語を難しく考えがちな日本人に、たった3つのことを覚えるだけで英語が話せるようになると教えてくれる本です。3つというのは、「ネイティブの子供が使っている700個程度の単語」、「6つの正しい発音」、「文法を1」です。これらを復習しながら学べます。

フレーズの活用法を学べる本4選

次に、覚えたフレーズ、知っているフレーズ、或いは、使いまわしのきく便利なフレーズを実際にどのように使えばいいのかを学べる本を紹介します。

mini版 英会話の9割は中学英語で通用する

日常会話で必要な基本パターンは、中学高校で学んだ英語でいる日本人はすでに知っていることばかりで、使いこなす練習をすればいいという視点から、「知っている基本フレーズ+付け足し」で表現を広げることを学びます。例えば、Come on!にover、by、inを付け足しするだけで、表現が増えるということです。

英会話1000本ノック[入門編](CD付)

フレーズを学習していく本ですが、挨拶などは、相手の言葉をそのまま返すオウム返し挨拶でOK、など、やさしくシンプルな英語でリズムよく会話をすすめられる裏技を学びながら学習できます。5級から1級までの進級テストが付いていて、160本のフレーズを学習し、40本の進級テストで合格できれば次に進むので確実に理解して進むことができます。CD付きなので、CDも活用することで更に学習効果が上がります。

魔法の英会話 フレーズ500―中学英語で世界中どこでも通じる

日本人が英語を話せないのは、話す訓練が足りていないからなので、話す練習さえすれば簡単な日常会話や旅行会話なら話せるようになるというのが著者の考えです。この本は「話す練習場」を提供しています。中学レベルの基本パターン50個別に、500のフレーズが収録されています。

英語は20の動詞で伝わる

英語を話すためには「単語の数」ではなく、すでに知っている最小限の単語の使い方を身につけ英語を話せるようになるための学習ができます。その最小限の単語とは20個の動詞です。簡単なようで日本人にはなかなか使いこなせない動詞の使い方を学べます。

CD付きで易しい英語のフレーズを学べる本7選

本で学習し、フレーズを覚え、声に出して練習することも大切ですが、やはり会話なので耳から聞いて学習することも大切です。ここでは、CDで学習できる英会話学習書を紹介します。

CD付き 中学英語がダメだった人でもちゃんと話せる ゼロからはじめる英会話

久しぶりに英語を学習する人、基本を一から確認したい人向けの英会話超入門書です。短めのフレーズをCDで聞きながら、シャドーイングなどでも学習できます。

英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本

英語の上達には、英語に向き合う体力をつけることが大切とお話ししましたが、体内に英語の基礎回路を作るには音読が一番という著者の考えに基づき構成された音読トレーニング本です。入門編は中学1年、2年の教科書レベルです。CDでシャドーイング、ディクテーションすることで、4技能を鍛えていけます。『続入門編』『標準編』『挑戦編』と出版されているのでステップアップしていけます。

CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100

ネイティブの子供が使っている「超定番」のフレーズを学習します。基本フレーズと発展フレーズで応用表現も学べます。簡単な英語で多くのことを伝えられることを学びます。通勤、通学途中にCDを聞くだけでも学習できます。

いちばん最初のネイティブ英会話フレーズ2000 スーパーCD3枚付き

英語初心者でも学習しやすい基本フレーズが学べます。CDが3枚ついていて、そのうち2枚はオーディオCD、1枚はパソコン上で使える確認テスト、高速リスニング音声、オーディオブックデータも収録されています。

CD BOOK 日常英会話の初級の初級フレーズが身につく本

タイトル通り、易しい英会話フレーズが学べます。また、日常会話でよく使われる5つの動詞、get、have、do、make、takeの使い方を学び、英語表現を広げられます。

相手が話す英語もCDに収録! 海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK

海外旅行をきっかけに英会話を学ぶ人も多いと思いますが、海外旅行で使うフレーズが学べる本です。CDには自分のフレーズだけでなく、店員や搭乗員などの英語も入っているので、リスニングとスピーキング練習が同時にできます。

とっても短い英会話フレーズ1500(CD BOOK)

身近なことを易しい短い表現で言えるフレーズが学べます。英語に慣れていない人も短いフレーズなので無理なく学習できます。

まとめ

初心者向けの英会話教材を紹介してきました。日本人は英語が話せないというイメージが強いですが、日本人はとても英語を勉強しているはずです。

確かに、試験勉強としての英語学習をしてきたので、自由に英語をコミュニケーション手段として使いこなすのは苦手なのかもしれません。でも、それだけでなく、日本人の奥ゆかしく遠慮がちな性格も英会話上達を邪魔しているような気がします。人を押しのけてまで前に出て話そうとしないし、英語も下手なのに、どうでもいい話をしては相手が迷惑なんじゃないかなんて考えてしまう人も多いでしょう。

アジア系以外の非ネイティブが英語を話していると、それだけでネイティブと同等のように話せているような気がすることはありませんか?実は案外めちゃくちゃな英語を堂々と話している人もいるんですよ。でも、それは悪いことではありません。少し言葉は悪いですが、そのぐらいの図々しさがあれば、日本人ももっと英会話が得意になっていたのかもしれませんね。

ただ、その奥ゆかしさが日本人の長所でもあるので、私たちには行き当たりばったりより、確実に勉強して、ある程度自信をつけて挑戦していく方が向いているのかもしれません。

まずは、1歩を踏み出してみましょう。

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