【体験談】アメリカの結婚式に参加してきました【素敵な経験を共有】

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先日、アメリカ、サウスカロライナ州のチャールストンで行われた結婚式に参列してきました。私にとっても初めてのことで、とても刺激的な素晴らしい体験になったので、今日は英語学習というより、学習の先にある自分の世界を広げ、海外の文化に触れるという意味でも、アメリカの結婚式について少しお話ししたいと思います。

英語学習を進めるうちに、素敵な外国人ボーイフレンドとの出会いがあるかもしれませんし、お友達の結婚式に招待されることもあるかもしれません。あくまでも私が招待された結婚式での話になるので、新郎新婦によってやり方は色々あるかもしれませんが、二人がこだわりぬいて行う結婚式ですので、本当に素敵な式でした。

海外の結婚式というと、皆さんはまず何を想像するでしょうか?サムシング・フォー、ブーケトス、ガータートス、ブライズメイドなどでしょうか。

因みにサムシング・フォー(Something Four)とは、結婚式でつけると花嫁が幸せになれるという言い伝えのあるもので、Something Old、Something New、Something Borrowed、Something Blueの四つのことをいいます。

ブーケトスはご存知かと思いますが、ガータートスとはブーケトスの男性版で、新郎が新婦のガーターを外して未婚の男性参列者に投げるという、日本ではちょっと流行らなそうなイベントです。

そしてブライズメイド(Bridesmaid)も日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ドラマなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか。ブライズメイドは新婦のサポートをする女性のことで、新婦の姉妹や友人などが務めます。結婚式当日はもちろん、準備段階からとても重要な役割を果たします。

ブライズメイドに対して、新郎側のサポート役はグルームズマン(Groomsmen)です。アッシャー(usher)とも呼ばれ、ブライズメイドの男性版で、新郎の兄弟や友人が務めます。ブライズメイドと人数をあわせ、ブライズメイドをエスコートする役割もあります。

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結婚式に招待されたら【基本的な流れを解説】

新郎新婦とは結婚式の10ヶ月ほど前、日本で会っています。新婦は私の親戚の日系アメリカ人のお嬢さんで、フィアンセと日本に来るというので我が家に泊まりました。

新婦の父親は、見た目は完全な日本人ですが、中身は完全にアメリカ人。二人のお嬢さんはアメリカ人奥様とのハーフです。もちろんご両親も素敵な方たちですが、二人のお嬢さんたちは両親のどちらとも違う種類の顔の美人。ハーフ=美人ではないと言うけれど、彼女たちはやっぱり美人です。

一方の新郎は優しさが顔に出ている笑顔が魅力的なイタリア系アメリカ人です。

余談になりますが、私の「はとこ」にあたる新婦の父親は、日本人の両親に育てられたのに日本語は1から10まで数えられるだけという少し残念な日系人です。「日本語を教えてくれていたら、もっといい仕事に就けたのに」とご両親に文句を言っていましたが、ご両親が言うには、学校にあがるまでは日本語を話していたのに、学校に行くようになって暫く無口な時期があったそうです。そして次に話し出した時は英語だったということなんです。一人っ子だったら違ったかもしれませんが、年齢の近い男3人兄弟なので3人の会話は全部英語になって、ご両親の方がついていけない状況だったと言っていました。

お子さんをお持ちの方は、子供をバイリンガルに育てたいと思ったりもすると思いますが(私も思いました)、この環境であってもなかなか難しいことのようです。両親は家では日本語なので、簡単な日本語は理解できるのですが、「赤いペンを取って」と言うと、ペンを取ることはわかるけど「何色?」と聞き直すレベルの理解力です。

だからって子供をバイリンガルにするのを諦めろと言っているわけではありません。別の親戚は同じ環境で見事なバイリンガルになっています。でも、日本語が読めないので、見た目日本人で日本語もペラペラなのに、日本のお寿司屋さんで、ひらがなで書かれている寿司ネタが読めず、変な顔をされたと言っていました。それぞれに苦労はあるようですね。

個々の特性というのはあると思いますが、結局は「努力に勝るものはない」という結論に私は達しています。

招待メールが届く

ちょっと話がズレましたが、結婚式の話に戻ります。二人が帰国して半年後、新婦から招待のメールが届きました。結婚式までは約3カ月ありましたが、皆さんに送った招待の定型文の前に、We are very, very sorry for the short notice.(連絡がギリギリになってごめんなさい)とあったので、他の人にはもっと早く送っているのかもしれません。
招待メールは次のような文面でした。

Dear Loved Ones,

We are so thrilled to invite you to our wedding this year on 日付, in Charleston, South Carolina.
It means so much to have the people we love most with us on this special day. We sincerely hope you can come celebrate.

We’ve created a wedding website to help with planning:
結婚式用のウェブサイトへのリンク

Formal invitations will be sent closer to the wedding.

And we can be reached at this email address with any questions. We hope to see you soon. 🙂

Love,
新郎 & 新婦

お祝いを送る

上記の招待メールにある結婚式用のウェブサイト、これって何?と思いますよね。私も思いました。覗いてみると、そこには二人の幸せいっぱいのホームページが。日本では見たことありませんが、どうやらこれはアメリカでは一般的なようです。

ホームページも幾つかのぺージに分かれていて、よく出来てます。
OUR STORYでは、二人の出会いからプロポーズまでが、ラブラブ感満載に文章と写真でつづられています。

WHEN & WHEREは、結婚式の日程や場所、宿泊先などの案内。
FOR THE WEDDING PARTYは、結婚式前日からの一連の流れの案内。
REGISTRYは、ショッピングサイトにリンクしています。
さらに結婚式が行われるチャールストンの町の観光案内のページもありました。

ここでポイントとなるのが、REGISTRYです。Registryとは「登録」という意味です。何が登録されているかというと、新郎新婦が結婚のお祝いとして欲しいものが登録されているんです。

彼女たちの場合は、6件のショップが登録されていて、そのショップの中でほしい品物がさらに登録されています。ショップによってRegistry No.があって、その番号を入れると二人が選んだ品物を見ることができます。キッチン用品や食器、家具、寝具、タオルなど新居で使うものが登録されていました。値段も様々で、安い物もあれば、友人グループでお金を出し合って送るのかな?と思われる高価なものまであります。

私は予備知識なくこのページを見たので、お祝いとして欲しい物を自分たちで載せているんだと気付いた時は、「なるほど」と言うか「なんとまあ合理的な…」と驚きました。
私がお祝いを送ったのは、それから約2ヶ月後です。この頃アメリカからやってきた別のネイティブに聞いたところ、サイトからお祝いを送ったら、当日は何も持っていく必要はないとのことだったからです。

REGISTRYを開いてみると、誰かが購入したものはPurchased(購入済み)となっています。「安い物から売れるのはどこも同じなんだなあ」と実感しながら、残った物の中から気に入ったものを購入して贈りました。配送はショップから直接され、配送が完了した旨の連絡もあり、数週間後、二人からお礼のカードが届きました。

招待状が届く

結婚式の約2カ月前になると招待状が届きました。
招待状と返信用のカードと封筒が入っています。アメリカの結婚式は、自分たちでテーマカラーを決めるそうですが、Natureを大切にしている二人が選んだのはディープグリーンのようです。封筒、カード、全て自然を感じさせるディープグリーンを基調としたものでした。
入っていたカードは3枚。結婚式への招待状と、返信用のカードが2枚です。

1枚はリハーサルディナー(リハーサルディナーについては、後半の記事でお話します)への招待状兼出欠の返事、もう1枚は結婚式への出欠とレセプションのメイン料理の選択です。

出席の場合はAccepts with Pleasure
欠席の場合はDeclines with regrets
にチェックします。

メイン料理の選択欄にはPlease Indicate Number of Eachとあります。
アメリカの結婚式は、ダンスタイムなどがあるのでパートナーと出席するとのことで、私に届いた招待状でも、主人を連れて出席できるというわけです。出席者それぞれお料理を選んで人数を記入して返送します。新郎新婦は、返信にあった人数に合わせてレセプションの席を準備します。ですので、くれぐれも2皿食べたい、或いは肉と魚両方食べたいからと一人で複数の数字を入れないようにして下さいね。

因みに自分の名前を書く欄にはMとだけありますので、その後に文字を足してMr.やMrs.などとして名前を書きます。

歴史あるアメリカ南部の町チャールストン

ここで少し、皆さんにはあまり馴染みがないかもしれませんが、結婚式が行われたチャールストン(Charleston)について少し紹介したいと思います。アメリカの旅行雑誌『TRAVEL+LEISURE』でThe World’s Best Cities in 2016の第1位に選ばれました。因みにこの年京都は6位でした

皆さんはチャールストンと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
「5匹のこぶたとチャールストン」という歌ですか?

Charlestonという地名は他の州にもありますが、やはりチャールストンといえばサウスカロライナ州(South Carolina)のチャールストンです。

さて、ではサウスカロライナ州ってどこでしょうか?

日本人は西海岸へ旅する人が多いと思います。東海岸なら、やはりニューヨークかディズニー・ワールド・リゾートのあるフロリダでしょうか。

そのフロリダ州の上が、アトランタオリンピックが行われたジョージア州、その上がサウスカロライナ州です。ジョージア州のアトランタは公民権運動で有名なキング牧師(Martin Luther King, Jr.)が生まれ育った土地としても有名で、新婦の実家も新居もアトランタです。

サウスカロライナ州は、奴隷を使ったプランテーションや、チャールストンの港を通しての大西洋貿易の中心地として栄えました。南北戦争の口火を切ったことで有名なサムター要塞もチャールストンにあります。南北戦争で南軍として戦ったアメリカ連合国の中でも、最初に合衆国からの脱退を宣言したのがサウスカロライナ州です。南北戦争の結果は皆さんもご存知の通りですが、このチャールストンでも奴隷の売買が盛んに行われていたんです。
この辺りは、あの「南部訛り」にどっぷり該当する地域です。

南部訛りについて、『風と共に去りぬ(GONE WITH THE WIND)』からの記述を一部引用します。

チャールストンの人に対してイラついているスカーレットの言葉です。
スカーレットも南部ジョージア州出身なのですが、ジョージアの発音をthe brisk(活発な・きびきびした) voicesと表現し、チャールストンの発音をthe drawling flat(ものうげな高低のない) voicesと表現した後の一文です。

She thought if she ever again heard voices that said ‘paams’ for ‘palms’ and ‘hoose’ for ‘house’ and ‘woon’t’ for ‘won’t’ and ‘Maa and Paa’ for ‘Ma and Pa’, she would scream.

この文の音のように、南部訛りは鼻にかけて引きずるような感じで、確かにきびきびしたイメージはなく、メリハリが少なく、表現は良くないですがダラダラと言葉が繋がっていくような発音だと私は感じています。

英語の聞き取りには苦労するかもしれませんが、南部には南部の歴史と独特の魅力があります。私もサウスカロライナ州は何度か訪れていますし、アトランタにも行ったことがありますが、チャールストンには機会がなく、今回が初めての滞在でした。暑さをしのぐためのベランダやポーチのあるコロニアル様式の古い家が立ち並び、ウォーターフロントの雰囲気とアメリカ南部の歴史を感じさせてくれるとても素敵な町です。

一度南部も訪れてみると違ったアメリカを見ることができますよ。

こちらはチャールストンの観光者向けウェブサイトです。是非一度覗いてみて下さい。
行きたくなること間違いなしです!
https://charleston.com/

サウスカロライナ州とニューヨークが舞台の『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』という映画をご存知ですか?英語のタイトルは『PRINCE of TIDES』、原作はアメリカのベストセラーで邦題『潮流の王者』です。大人向けの恋愛映画ですが、サウスカロライナの沿岸とニューヨークの都会の雰囲気を楽しめます。

南部独特の風景 スパニッシュ・モス

もう一つ南部の特徴として紹介したいのが、アメリカ南部の特徴的な植物Spanish Moss(スパニッシュ・モス)です。

mossはコケのことです。スペインのコケという直訳になりますが、日本名はサルオガセモドキというそうです。コケと名前がついていますが、実はコケではなくパイナップル科の植物です。スパニッシュ・モスというのは木の名前ではなく、様々な木に着生して白っぽく大きく垂れさがって独特の風景を生み出します。

南部へ行ったら、この風景も是非楽しんで下さい。結婚式はこの大きなスパニッシュ・モスの下で行われました。木から白くさがっているのがスパニッシュ・モスです。自然を愛する二人にピッタリだと思いました。

パイナップル科の植物について、様々な情報を提供しているBromeliads.infoというサイトによれば、フランスではSpanish beard、スペインではFrench hairと呼ばれたこともあり、Grey beardやTree hairという名も知られているそうです。現在はSpanish beardから派生したSpanish Mossという名が一番使われているとのことです。
Beardは「ひげ」のことです。

同サイトにスパニッシュ・モスの名前についての面白い伝説があったので一部紹介します。

Gorez Goz bought a native maiden. She was afraid of him and so she ran away. As he pursued her she climbed a tree and dove into the water. Goz followed her but became entangled in the tree and died there. But his “grey beard” continues to grow and spread throughout the trees.
引用元:http://www.bromeliads.info/spanish-moss/

Gorez Gozというのはスペイン人の探検家です。entangleは「もつれさせる」「絡ませる」という意味です。

面白い伝説と紹介しましたが、ちょっと怖い伝説と訂正した方がいいかもしれませんね。

結婚式については、続きの記事でまだまだ紹介しますが、結婚式が行われたアメリカ南部の町、チャールストンついて簡単に紹介しましたが、少し南部の魅力もわかっていただけたでしょうか。

今回はテキサスからサウスカロライナとアメリカ南部を渡る旅だったのですが、土地はもちろん、空の広さを強く感じた旅でした。

コンビニの店員、タクシー運転手、スーパーの店員、ファストフード店の店員など、町なかの店では多くの黒人が働いています。黒人には黒人特有のアクセントもあります。街角には物乞いのような黒人もいました。電車乗り場では、観光客の手助けをしてお小遣いを稼ぐ黒人の姿もあります。実際に行って、見て、経験してみなければわからないことはたくさんあるものです。

実際に海外に出て、案外通じる英語と全くわからない英語を経験してみるのも大切な勉強です。

ただ、どこへ行くにも、下調べや安全確保が一番大切なことは忘れないで下さいね。
さて、結婚式当日の様子についてはアメリカの結婚式に参加する前に知っておくべき事【経験を元に解説】でご紹介したいと思います。

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komitta

主婦業、仕事、子育ての傍らコツコツと英語学習を続けてきました。翻訳のお仕事もさせていただきながら、現在も英語学習継続中です。TOEICは920点を取得しています。具体的な夢や目標があれば、語学学習も頑張れます。「フランスを拠点に、夫婦で海外の美しい競馬場を巡り、イギリス、ウエストエンドでミュージカルを堪能する」そんな夢の実現に向けて、フランス語学習にも励んでおります。